★春の作業

植え付けの時期は霜を避けて5月上旬以降が無難です。 庭の土が温かくなってきたら耕し、植える準備をします。堆肥や腐葉土などの有機質と化成肥料を一緒にすきこみます。土壌のPh調整には石灰を使うと土が固くなるので、薫炭や粉炭をまくのがおすすめです。植え付けたらたっぷり水を与えます。 株周りには置肥を与えておきます。鉢植えの場合はそれに加えて液肥を2週間に1回ほど与えると花がよく咲きます。 花が咲き終わったら「花がら」はこまめに摘んでおきます。こうすることで病害虫の発生を減らす事ができます。

★夏の作業

花がらはこまめに摘みましょう。そのままにしていると種がつき栄養が費やされてしまうので次の花が小さくなったり、数が少なくなることがあります。また、地面に落ちた花がらは病害虫の温床になることもありますので、注意しましょう。 夏は気温が高く鉢土が乾きやすいのでこまめに乾き具合をチェックしましょう。土の表面を少し掘って乾いていれば、たっぷり水をあげましょう。肥料もあげましょう。容器の説明書どおりの回数と濃度で使用します。 病害虫予防に最も効果があるのは、実は適切な肥培管理です。植物は風通しのよい場所で管理し、丁寧な水やりと用法用量守った施肥を行いましょう。 夏に種をまくのがよい植物もたくさんあります。道内ではパンジー、ビオラ、デージーなどは来春に花を楽しむもので、いずれも7月がタネまきにちょうどよい時期です。ミオソチス、ムシトリナデシコ、ポピーなどは8月がよい時期です。ただし、ポピーは移植を嫌うので、庭に直まきするのがよいでしょう。

★耐寒性一年草の冬越し

パンジー、ビオラなどの耐寒性一年草は品種により耐寒性が弱いものがあります。地域の環境によっても越冬性は異なるので、冬越しできない株も出ることもあるでしょう。凍害を防ぐには、できるだけ早い時期に植え付けてしっかり根を張らせることが大切。パンジーやビオラですと、11月になると休眠に入って根を伸ばさなくなるので、遅くても10月中旬までには植え付けを済ませます。植え付ける時に肥料を与えておくとその後春まで必要ないです。雪の少ない地方で凍上して株が持ち上がることがあります。根が切れて枯れてしまうことがあるので、足で踏んで戻してあげます。
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